自民は、平成最後の参院選だった2016年に取り戻した参院での単独過半数を、令和最初の国政選となった今回、再び失った。今年は自民、公明が連立を組んで20年。自民の単独過半数喪失は、自公双方にとって重い意味を持つ。
連立のきっかけは98年参院選での橋本龍太郎首相が率いた自民の惨敗だ。政権運営に苦しむ自民は過半数を取り戻すため公明に頼った。公明にとって政策を実現できる与党の立場は大きかった。国政選挙で自民候補に「比例は公明」と連呼させ、比例票の積み増しもすることができた。
この20年余り、公明は自民の行き過ぎを戒める「ブレーキ役」を自任してきた。…… 本文:590文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
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